Coaqbelle

2016年2月2日火曜日

モバイル端末の使い勝手(長いです)

iphoneの売上が鈍化している。
そんなニュースを耳にする用になった。スマートデバイスが飽和しつつある兆しなのだろうか。

ios, androidどちらも長短があり、今までに色々なデバイスでお世話になっている。
一方を使っていると、もう一方のデバイスがよく見え両方持っていると操作性の違いにイラつくという、2つの間のジレンマを感じてならない。

今までスマートフォンとタブレットPCを多種扱ってきた観点から、いいところ悪いところを忘備録的に書き出してみようかと思う。

ios系(iphone, ipad,(iwatchは使用したことがないため省く))

言わずと知れた、Apple謹製モバイル端末の世界に絶対的な革新をもたらしたOS&デバイスである。iphoneが出たばかりの頃を思い返すと、コピペもできない変な端末であったことが頭をよぎる。しかし、3G, 3GS, 4~と言った風にあれよあれよと進化を繰り返していった。ワンシーズンに1つずつモデルチェンジをしていったのではなかったか?恐ろしいスピードでユーザーの求めるものを埋めていった。

・昔聞いた逸話。
スティーブ・ジョブズがiphoneの試作機を作らせていた頃、タッチ操作によるデバイスが完成したとエンジニアたちがジョブズの部屋に駆け込んできた。そこで彼はデバイスを受け取って一瞥し、水槽の中に放り投げた。「何をするんです!」と詰め寄るエンジニアたちに対し「この出てくる気泡を見ろ!まだこんなに空間が残っているじゃないか!このスペースを埋めればさらに薄型に出来るはずだ!できたら持って来い。」

執念というか、求めるものの高さが尋常じゃない。私がエンジニアでこんな上司だったらソッコーで辞めるわ。でもそれをやってのけたエンジニアはすごい。これが世界で通用するものを作るということなんかな。

・いいところ
超絶的に安定。iphone系統でクラッシュとか深刻なエラーっていうのは殆ど聞いたことがない。そりゃ0ではないんだろうけども。
また、非常に挙動が軽快である。後述するがandroidにこの滑らかさはまだ無いようにに思う。デバイスの形も新機種にならないかぎりほとんど変わらない、もしくは互換性が広めであるため周辺機器やアクセサリが充実している。大事に使えば並の携帯よりずっともちがいいなじゃないか?
製品のコンセプトの一つにもなっている、誰でも直感的に使える機器。これは文章を体現している非常に良い例ではないだろうか。電話のアイコンを押せば電話アプリが立ち上がり、地図のアイコンを押せば地図アプリが立ち上がる。こんなに簡単明瞭なことはあるまい。某OSのようにヘルプが決してヘルプの機能を果たさないようなものとは大違いである。

 

Retinaディスプレイとかいう超絶キレイな画面。網膜という意味だったと思うがiphone4から使用されだした。尋常じゃないくらいの表現力を誇る。imac 27inchに搭載された時は使用しているコンピュータをすべて処分してimacに買い換えようかと真剣に悩んだ。
このふたつを見比べべればどれだけ画素数が違うか一目瞭然だろう。



また、広義にはiosむけのウイルスというものが存在しない(らしい)。存在しないということを証明するのは至難を極めるが、大きく報道されないことを見ると見つかっていないのだろう。これはMacOSにも共通することである。ただしMacOS[の場合はセキュリティ対策要ソフトの導入が強く推奨されている。


・残念なところ
拡張性に乏しい。基本的な設定はともかくディープユーザーにとって自分ごのみに設定を変えたいと思うのは人情であると思うが、Appleはそれを許さない。表層的なところの変更しかできないのがiosの長所でもあるが欠点でもあるだろう。ただ、この鉄壁さがデバイスが不安定になることからユーザーを救っているのもまた事実であると思う。
Apple非公式の方法(Jailbreak・脱獄)で様々な設定の変更や非公式アプリを使えるようにはなるのだが、リスクの増大や学ぶべき知識が増加するため、ライトユーザーには敷居は非常に高い。(デフォルトだと英語だし)



あとは、なんつったってデバイスが高い!高機能で大容量のスマートフォンだから値がはるのはわかるのだが…

 
iphoneのMAX価格約\150,000はひどいでしょ…最も安くたって\70,000前後。一括で買おうとすると一財産かかる…いいものは高い。わかっちゃいるけどどうにかしたい…
後はおサイフケータイが使えないのが非常にもったいない。これが開拓されれば100店なのだが…


・Android系
Google先生謹製モバイルOS。最近はモバイルだけではないが…iosではないモバイルデバイスは一部の例外を除いてほぼこのOSで動いている。Google側が構成プログラムを無償公開しているため、誰でもフリーで入手ができそれを元にシステムの設計ができる。それまで携帯メーカー各社は各々が独自設計のOS&システムを作っていたが、Androidの登場のおかげでそれらが包括的に系統化された。故に細部の操作は若干違っているものの、どのメーカーのスマホを操作しても基本的に操作性は変わらない。全機種が大幅にバージョンアップしてもOSの系統は同じなので迷うことがなくなったのは大きい。
メーカー各社は新機種が出るたびにシステム設計を一から行っていたため、これらが割愛できたのは非常に大きかったそう。


・いいところ
上記でも記載したが汎用性に富む。またそれが無料で使えるといったところがすごい。それ以前にもGoogleの収益は広告収入が大きかったが、OSを無償公開する代わりに要所要所に広告を入れることでさらに使用比率と数を押し上げた。ここにGoogleの先見の明があるというものだろう。
Appleと違って一メーカー独占のOSではないため、スマートデバイスの数は非常に多岐にわたる。正に玉石混交。購入する際には実際に触ってみて、求めるスペックや操作性があるかを確認するべきである。
また、iosと違って拡張性に富む。知識さえあれば特殊操作をしなくても、ディープなところまで設定変更が可能な場合が多い。(ただ、それを使いこなすだけの知識は必要である)



・残念なところ
すぐラグる。これは開発言語の差なのだろうか?iosは近年Swiftという開発言語を世に送り出し、この言語を元にアプリの開発を推奨している。基本的にObject-C, Object-C++などという、いわゆるC言語との共存が図られている。片やのAndoroidの構成言語はJAVAである。この2種類の差は私は説明できないが、素人意見ではC言語のほうが複雑なプログラムに長けている印象がある。決してJAVAが貧弱だと言っているわけではないのだが、ディープに使っているとiosに比べると、異常終了する確率が高い。


起動が遅い。シャッターチャンス!と思ってカメラアプリを立ち上げるも、なかなか立ち上がらずチャンスを逃がした…なんてことはないだろうか。私がandroidに変えたとしてもすぐにiosに戻ってしまう理由はこの辺りにある。iosのアプリの起動はすこぶる早かった…
セキュリティの問題。最近国ぐるみでサイバーテロ対策に乗り出して、「情報処理安全確保支援士」なんという新資格を取り決める、なんていうニュースがでてきているほどセキュリティの問題が高度化・高速化してきている。
鉄壁のはずのセキュリティも翌日になると破られてしまって大問題…なんてことももはや他人事ではなくなってきているのだ。
個人で気をつけるべきはやはりスマートデバイス、並びに所有しているデジタルデバイス(パソコン・サーバーなど)であろう。
いろんな人と写っていてどこで撮ったかGPSデーターやメタタグのついた写真が、悪意で持って漏洩されたりしたら自分だけでなく写っている人全員に迷惑がかかる。それがましてムフフやウヒヒな写真だったら…考えただけでも恐ろしい。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

下手をすれば自宅を特定されたりもするだろう。拡張性があるということは、それだけいじって不正に使用できる余地があるということなのである。


さて、なんだかandroidに悪い事例ばかりだしてしまったようだが、これは私の主観なので全てに当てはまることではない。ここ数ヶ月Androidファブレットを使用している。画面が大きくて自炊した本などが非常に見やすく、ストレージも拡張できるため便利使いしていたのだが如何せんすぐラグる。ヘビーユーザーと自覚している私には使い心地が悪くなってきてしまった。そのひとつ前はipad mini3を使っていたのだが、少し大きすぎた。その当時はiphone6 plusが出たばかりで、いいなと思っていても買い換えるには高すぎてAndroidに走った経緯がある。まぁこれが良くなかったのだが…
現行、どうにかやりくりしてiphone6に戻した。
色々拡張を考えているので、取り扱ってみた結果を公表しようと思います。


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