今年ももうすぐ春だから少しずつ今年のライブ情報が出てくるんだろうなぁ~と思って情報を集めていたら…なんと私が敬愛してやまないリードギタのGerry McGee氏が去年の後半から体調を崩されて出演されていないというのを知った!!
Mr. Gerry McGee
私としたことがこういう情報を取りこぼすなんて…
ベース&リードギターはどう補完するのかと調べていたら去年は3人編成のライブもあったそう(これはこれで見てみたかった…)だが、M&Iカンパニーのホームページによれば、"Luke Griffin / ルーク・グリフィン"という方がメンバー入りするそう。
一番右の方がルーク氏
このメンバーになってからのサウンドは残念ながらまだ聞いたことが無いので、何とも言えないがM&Iカンパニーに掲載されている写真からは今までのVenturesにはない、大人のJAZZバンドのような雰囲気を感じる。
しかもBob & Ian親子のパートは "リズムギター", "リードギター"と言った、いままでのVenturesに存在したパート名はなく、単に "Guitar"(若しくはBass)と表記されている。そのうち、3名のメンバーが曲をとっかえひっかえリードを引くようになるのだろうか…
Luke & Ian & Bob.
Luke氏、Ian氏のサンドがどういう感じのものかわからないのでそれを聞く機会をぜひとも設けたいと思った。
それと同時にGerry氏のギターを聞くことができないのが残念極まる。
彼の家系はご尊父もミュージシャンであり、幼少時から音楽に囲まれて育ったそうで、特にブルース、カントリー、ロックンロールなどの影響が大きい。
ベンチャーズファンの方には言わずもがなではあるが、日本の歌謡曲にも多数の曲を提供している。
・渚ゆう子/京都慕情
・欧陽菲菲/雨の御堂筋 etc...
スタジオミュージシャンを長く生業とされていたことから、音楽の幅が非常に広い。上記のような日本歌謡曲から、ブルース、ロック、JAZZまでなんでも弾きこなしその味を余すことなく醸し出す。
"Wipe Out!" のようなギターソロのある曲がその特徴を顕著に物語る。カントリーミュージックが主軸の Nokie Edwardsとは明らかにパフォーマンスの仕方が異なる。
その違いを楽しむのがVenturesを効く醍醐味の一つでもあったのだ。
またこれも既出ではあるが、Ventures参加直前まで所属していたバンドが"デラニー&ボニー"であるが、Gerry氏の後任に参加したのが何を隠そうあの "Eric Clapton"であった。彼はGerry氏のギターサウンドを聞いて驚愕し多大な影響を受けたとされているから、Gerry氏の音楽性が非常に柔軟かつ多岐にわたっていたことが想像できる。
私のGerry贔屓は尋常じゃない、なんてったってVenturesを初めて聞いたのが1990年のライブCDでそこで縦横無尽に突っ走るGerryサウンドに聞き惚れたのだから!氏はひょっとしたら日本に来ることはできないかもしれないが、もう一度くらいVenturesとしてのGerryサウンドを聞いてみたいものである。
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